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無理にいい思い出と思わなくていい

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こんにちわ、ここログです。

「時間が解決してくれる」

「すべては学びになる」

そんな言葉を、一度は耳にしたことがあるかもしれません。

確かに、そうやって前を向けるのは一つの強さだと思います。

でも、どうしても消化できない出来事や、思い出すだけで胸が締め付けられるような過去を前にしたとき、その言葉が逆に苦しく感じてしまうことはないでしょうか。

そんな時に役に立ちたいのがこのブログです。

「あの経験があったから今がある」

そう思えるように、無理やりポジティブな意味付けを探して、心の形を変えようと頑張りすぎてしまった……そんな経験、誰にでもあるような気がします。

辛かったことを「いい思い出」に変換できない自分は、心が狭いのだろうか。

そんなふうに、自分を責めてしまう夜もあるかもしれません。

私も以前は「すべていい経験になった」と思えることが素敵だと感じていましたが、大人になるにつれ、「ん? それって少し無理をしてないか?」と立ち止まるようになりました。

そこで、自分なりに考えた「本当の正解」について、今日はお話しします。

1. 【結論】「事実」として、ただ棚上げしておく

もし、心がまだ痛むのであれば、無理に「いい思い出」というラベルを貼る必要はありません。

私がたどり着いた一つの「最適解」は、**「ただの事実として、棚上げしておく」**というスタンスです。

「素晴らしい経験だった」とも、「最悪な出来事だった」とも判断せず、ただ「そういうことがあった」という事実だけを、心の部屋の隅っこに置いておく。

許さなくてもいいし、感謝しなくてもいい。

「今はまだ、直視したくない箱」に入れて、蓋をしておくだけで十分です。

美化しようとするエネルギーを、無理に使わなくてもいいのです。

2. 【本質】過去の編集作業で、今を消耗しないために

なぜなら、私たちが生きているのは「過去」ではなく「今」だからです。

過去をきれいにラッピングすることに必死になって、肝心の「今の自分」が疲弊してしまっては、本末転倒ではないでしょうか。

それに、消えない痛みや怒りがあるということは、それだけあなたがその時、真剣に生きていた証拠とも言えます。

「いい思い出」に昇華できないほどの深い傷は、あなたが何かを大切に想っていたからこそ生まれたものかもしれません。

その傷跡を無理にファンデーションで隠すのではなく、「これも私の一部だ」とただ認めてあげること。

それが、自分自身を大切にするということの「本質」に近い気がしています。

3. 【行動】意味付けは、未来の自分に外注する

では、今日から少しだけ心を楽にするために、こんなことを試してみるのはどうでしょう。

「私はまだ、あれを許せていない」と、自分の心の中でだけ、そっと認めてあげること。

誰かに言う必要はありません。ノートの片隅に書き出すだけでもいいですし、お風呂の中で呟くだけでも構いません。

「いい思い出になんて、してやるものか」

そうやって毒を吐き出す自分を、許してあげてみてください。

不思議なもので、「今は美化しなくていい」と決めた瞬間、肩の力がふっと抜けることがあります。

その過去にどんな意味があったのか。

その答え合わせは、今のあなたがしなくていい。10年後のあなたが勝手にやってくれるはずです。未来の自分に外注してしまいましょう。

今のあなたは、ただ今日のおいしいコーヒーの味や、空の青さだけを感じていれば、それで十分なのだと思います。

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